ひとゆるみレポート 03 大人になって、わかったこと。大人になっても、ガシャポンに夢中。

岡野翔平さん
東京・浅草出身。就職先も浅草に本社をかまえる株式会社バンダイ。2013年入社。入社1年目に「NO MORE 映画泥棒」のキャラクターを使ったガシャポン商品を企画、ヒット商品となる。現在は営業チームに配属、ガシャポンの普及に汗を流している。

子どものころの思い出を、仕事に。

絶対に、当てたい。ガシャポンを横から覗き込むと、目当てのモノが見えます。しかし、当たるかどうかは回してみるまでわかりません。お小遣いは限られていて、何度も勝負はできません。力いっぱいにハンドルを回します。転がり出るガシャポン。緊張が最高潮に達する中、中身を確認して一喜一憂します。
そんな子どもの頃の出来事をふと思い出したのは、就職を考えていた学生時代でした。まさか大人になってガシャポンに関わるなんて、あの頃は想像もしなかったですけどね(笑)。大学を卒業後、株式会社バンダイに就職し、様々な場所へのガシャポン設置や、毎月発売する新商品のご提案をさせていただく営業をしています。

悔しがる姿も、ぼくにとっては嬉しい姿。

元々は企画・開発だったこともあり、営業経験は1年と少し。今はやっと慣れてきたところです。新しくチャレンジしている商品やインパクト重視の商品は、お客様にいかに面白がっていただけるかが、営業の腕のみせどころ。魅力を伝えることはとても大変ですが、お客様から「うちにも取扱いさせてよ!」と言っていただけた時には、やりがいを感じます。
また、頑張ったごほうびはバンダイのガシャポンで遊ぶ子どもを売場で見ることですね。ガシャポンは全国至るところに設置されているので、子どもたちのそういう姿を、目にする機会も多く、喜ぶ姿も悔しがる姿も、つい微笑ましく見てしまいます。

営業という立場からヒット商品を提案したい。

今は、営業という立場からヒット商品を提案することが目標です。現場に一番近い営業だからこそ、お客様からの生の声を聞くことも出来ますし、ガシャポン市場の変化にいち早く気付くことも出来ます。仕事帰りや、休日にはふらっとガシャポン売場に足を運び、色々な商品を買ってみたりして、営業活動のヒントになる芽を探しています。何百種類もあるガシャポンの中で、実はヒット商品はごくわずかしかありません。
そのため正直、営業として煮詰まることもあります。でも、難しい顔をしていても、革新的な仕事は出来ません。ひと息入れるのも仕事のうち。ひとゆるみする時間は、肩の力をふっと抜くための大切な時間です。

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